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    Cruel Sister(PENTANGLE)を聴いて・・^^;

    こんばんは
    今回は、英国トラッドの第二段で、ペンタングルの「クルエル・シスター」を
    書きます。

    メンバーは
    バート・ヤンシュ(vo,g)
    ジョン・レンボーン(vo,g)
    ジャッキー・マクシ―(vo)
    ダニー・トンプソン(b)
    テリー・コックス(ds)

    曲は
    1.A Maid That's Deep In Love
    2.When I Was In My Prime
    3.Lord Franklin
    4.Cruel Sisiter
    5.Jack Orion

    1970年の作品です

    このアルバムは、全曲トラッドナンバーで、以前紹介したフェアポート・コンヴェンションの
    「リージ・アンド・リーフ」の様に、オリジナル曲も一緒に収録している訳ではありません。
    (そういえば、「リージ・アンド・リーフ」は1969年の作品です。モレていました、
    スミマセンm(__)m)

    作品の説明の前に、フェアポートとペンタングルのそれぞれの相違点ですけど、

    フェアポートの方は、この時期にアメリカでボブ・ディラン等のフォークミュージックが
    活躍していたので、その影響も受けています。トラッドも演奏しますが、それだけではなく
    もっと、自由でロックっぽいバンドです。また、サンディ・デニ―は、もちろんトラッドも
    歌いますが、後にはSSWとして活躍しました。その声にほんの少しかすれた部分があり、
    とても味があり表情豊かで、なおかつ、曲によっては凛として神がかった響きを持つ、
    最高の女性シンガーの一人でした。

    一方、ペンタングルの方ですが、アコースティックでトラッド・ロックを表現するという
    今日まで、誰も模倣した者がいないと言われる位、独自性を持つバンドです。
    元々、ジャズ、ブルース、そして英国トラッドに、精通した職人気質の凄腕を持つ人達の
    集合体で、彼らを「孤高の・・・」という言い方で表すことが多いようです。
    実際に、音楽を聴いた方は、理解されると思いますが、このアルバムでも元々トラッド曲
    のはずですが、ギターの繊細な絡み、ベースの音使い、ドラムのリズムの刻み方に、
    およそ、トラッドでは無い音楽の香り(ジャズ、ブルース辺りの)が、漂っています。
    そこに、圧倒的な歌唱力をもつ、ジャッキー・マクシ―の済んだ声が響き渡るのが、
    この作品です。

    もちろん、曲によっては、バート・ヤンシュやジョン・レンボーンがヴォーカルをとる
    場合もありますが、これも渋い良い声なんです。

    1は、このアルバム全体の出来栄えを予感させるような感じで、二人のギターが、それぞれの
    アプローチで、この曲のイントロ、伴奏を作り出しています。ここにベース、ドラム、
    歌声が融合すると始まりです。

    2は、ジャッキー・マクシ―の無伴奏シンギングです。トラッドでは、この無伴奏というのが
    よくあります。元来、周りに楽器がなければ、こうして、無伴奏で伝承するより他なかった
    音楽です。こういうスタイルを地味だとか暗いと思う方もいるみたいですが、個人的には
    無駄のないシンプルなこの形は違和感ありません。

    3は、歌い出しが、おそらくジョン・レンボーンだと思います。(ジャケットの記述の通りだと)
    曲が展開するにつれて、ジャッキーなどのハーモニーが厚みを増していく良い曲です。

    4は、バラッドといわれる今日の、ロックバラードなどの原型タイプの曲です。
    特に、後半部のリフレインが特徴的です。聴いていると、このリフレイン部は、メロディは
    美しく、切ない感じを受けるのですが、うたの内容は、ギャップがあるんです。

    トラッドで歌われている内容は、ありきたりの平凡なテーマも、もちろんありますが
    かなり際どい内容も存在します。そうですね、あえてこの日本で例えると、
    昔ばなしや童謡、童話が、今風にアレンジされる前の原作に近いモノなんです。
    ご存じの方は、ピンとくるかもしれません。
    まぁ、自分も詳しい事までは知りませんが、今ほどソフトでマイルドな内容では
    無かったという事です。おそらく良い方向で解釈すれば戒め等、もっとストレートに
    解釈すると例えば怨嗟に満ちたモノだったりするようですが・・

    しかし、このような内容でも、何故か純化され、美化されて聞こえてきます。
    これが、伝承音楽の凄さかもしれません。

    5は、このアルバムの一番の聴きどころです。18分以上あります。本当の原曲は
    もう少しちがう感じらしいのですが、演奏するには楽ではないようです。
    ペンタングルは、このアルバムで敢えてこの曲を演奏したようで、未だに、
    このアレンジでコピーしようと試みる人は皆無だという事です。
    曲を通して聴いた印象は、アコースティックなプログレッシヴロックだという感じです。
    しかも、細部まで相当神経を張り巡らせた音作りです。よく崩壊せずに出来るなという
    感想を持ちました。好みは分かれると思いますが、自分は好きですね。

    今回は、少し長くなりました。(休日前ですのでw)

    最後にくどいですけど、この作品も名盤とされています。

    では、次回も(いつになるか分かりませんけど)よろしくお願いします。
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